慶春2017、今宵もまた一献

地酒ブームがここ数年前から隆盛であることは、これを呼んでいらっしゃる方であればご承知の通り。しかしながら、日本酒で最も課題となっていることが、その技術の質にばらつきがあるということ。

いわば、旨いと言われる酒から、おいしくないよねと言われる酒までの幅が広いということです。だから、旨いという言葉は極力使わずに、私は好き、好きではないという言葉でその味を評価させていただいています。

好きな酒もあれば、好きではない酒も合って当然だと思うんです。好きな人もいれば、好きではない人もいる。それと同じこと。あって良いし、好きではないといわれて隙になって欲しいという努力をどのように行うのかという話は別の話。

ただ、酒の味が判るのか判らないのかというところは別次元の話です。つまりは、適正な評価とは何かという話。この話については、ある種の宗教的な観点と、ケミカル的な観点とがありますから、敢えて触れる、突っ込むということは、一旦、棚上げしておきます。

多摩独酌会では、日本酒の裾野を広げるということで活動しています。肌つやが良くなるから日本酒に興味を持ちましたという方のためには飲みやすい日本酒をご紹介し、辛口の日本酒が欲しいんだけどという方には、時に米焼酎をお勧めしたり。おいしい日本酒を探していますという方には、その好みを訊いて、それに適う酒を勧める、ということをしています。

販売店は当然、小山商店。日本酒、泡盛、焼酎、ワインと所狭しと店頭には置かれているのですが、日本酒だけでも400種類近い数は揃えられています。

一升瓶の平均価格を3,000円とした時に、400種類を買ったら、120万円。買うことができたとしても、内臓を壊しますし、飲む前に酸化し始めます。第一、冷蔵庫がない。

ですので、酒類を置いている料飲店をお勧めします。できれば、三勺、五勺、一合と小分け売りしてくれるところが望ましい。見るからに駄目そうだなという酒を無理して一合飲む必要がない売り方をしてくれるところが良いでしょう。その代わり、一合千円だとしたら、五勺で六百円、三勺で四百円と割高になるのは致し方ないと思ってください。それも立派な授業料です。

が、種類が飲める。私たち素人は種類を飲まないと判りません。まして、毎年、その造りが微妙に違ってくる。まさに、一期一会の酒と言っても過言ではありません。が、そのような好機に恵まれることは酒飲みとしては嬉しい限り。

そして、次は料理との相性。私がこれに嵌まり始めた2015年。その答えに四苦八苦した2016年前半。後半には糸口を見つけることができ、暮れにはその会を[多摩独贅の会]として開催。その組み合わせは参加した皆様からもご好評をいただきました。

今年はもっと楽しい酒の会を開催したいと考えています。酒好きの素人魂を燃やし、そう、素人代表として、おいしい酒を探す、料理との相性を考えるという場を作って行ければと思っています。

皆さんも、そんな機会を探して、おいしい酒と巡り合っていただければと思っています。そして、そのひとつが多摩独酌会であれば幸いです。


▼多摩独カタログの会

聖蹟桜ヶ丘京王百貨店A館6階アウラホール編

4月16日(日)
8月20日(日)

※多摩独酒楽会、多摩独贅の会は日程が決まり次第、掲出いたします。

おいしい酒が好き!

なぜ日本酒が好きなんだろう?