マグロで、酒を食む

第80回多摩独酒楽会にご参加いただいた方にはお伝えしてあったのですが、酒と肴の食べ合わせは実に興味深い世界。相性と言っても良いし、ペアリングと言っても良い。口中で、酒と肴がどのようなハーモニーを聴かせてくれるのか、実に面白い。

西麻布の交差点ほど近く、心計らいの良い寿司屋がある。気取らず、客の胃袋を見ながら料理を出してくれる、さり気ない気遣いができる店。

味は当然、抜群。ただ、日本酒は三千盛しか置かない。頑固な親父だった。旅立って二年。客からして見れば、実に親父だったが、家族にしてみれば破天荒な親父だったのかもしれない。

その教えの守破離を実践している男が二代目・大輔である。本人は違うと言うだろうが、実に親父に似ている。歳を重ねるに従って、頑固さが増しているのである。面白い男だ。


今回はマグロをテーマにする。

なぜ、この店のマグロなのか。抜群に美味いからである。どう美味いのか。食べてみれば判ると言いたいところだが、それでは話が進まない。

写真をご覧いただきたい。マグロを知っている人であれば、この部位がどこで、このマグロがどのくらいの値段で取引されるかお判りいただけることだろう。

恐らく、あなたがこの店の常連であっても、今回は日本人が大好きな言葉のひとつ[特別仕立て]でもてなしてくれるはずだ。となれば、食べたことがないだろうマグロとなる。

仕入は知る人ぞ知る築地の「樋長」。もう、半世紀もこの店はここで仕入れているのではないだろうか。詳しい話は、追々お伝えする。

造るのはこの男、島崎大輔。最近、結婚をして西麻布が揺れた。嘘。FBの中が揺れた

チャーミングな笑顔だが、男気に厚い。自分を犠牲にしても弱い者や困っている者を助けようとする気性。それが男気。いわば、芯のしっかりした男。褒めすぎて、癖になっても困るので、このくらいにしておく。

この男とも長い付き合いになった。その付き合いを大切にしてくれ、この店でマグロをテーマに酒を飲ませてくれることになった。うれしい限りだ。

限定30名。12月17日(土) 18時00分開宴。

多少、早めに来ても、大丈夫。ビールでも飲んで、喉を潤しておいて欲しい。

料理研究家の入江亮子さんに教えていただいた酒とのペアリングを実践。同調、肴を美味くする酒、ウォッシュと基本的な組み合わせで、相性が良いだろう酒を試していただくのが今回の趣向。

料金はお一人様、21,000円也。高価だ。

懐具合と相談して、一期一会のこの機会に参加していただきたい。年が越せなくなっても、決して私の所為ではない。

マグロの旬はいまだと大輔は言う。

11月19日(土)、午前9時からPeatixで受付開始。この絶品と逸品のハーモニーを試さずにおられようか。詳しくは、またお伝えする。